所有楽器の紹介
メーカー:Wolf (ヴォルフ)
機種:FG8plus professional model
定価:秘密
仕様:C管、9キー(oct,C#,Bb,F#,F,Ab,D,Bb)、銀メッキキー、全長63cm、350g
付属品:ソフトケース、棒状スワブ、ボーカル1本、ハーネスタイプのストラップ
購入経緯
Wolf社が小型ファゴット3種を製作していることをウェブサイトで知り、後にネット上のファゴット関係で知り合ったFさんが所有しているG管を吹かせて頂ける機会があり興味を持ちました。3種の内一番小さいC管をいつか欲しいと思うようになりました。
ある日、思い切ってWolf社と英語でメールでやりとりをし始めました(本来はドイツ語ですが英語でも返答がきました)。日本には恒常的な代理店がない(当時)とのことで個人への販売も問題ないとの回答でしたが、英語力不足のため明確な取引へ踏み込むことができず、購入には至りませんでした。欧州の通販サイトでこの楽器を扱っているショップに問い合わせをしても、日本への輸送はできないとの回答でした。
そこで今度はWolf社のファゴットを扱った事がある日本のお店に相談したところ取り扱い可能と返事を頂き、ついに手に入れることができました。メーカーから半年かかると言われていましたが、実際は3ヶ月程度で届きました。
ファゴッティーノを入手
楽器の詳細について
とても珍しい楽器なので楽器のパーツごとの詳細について紹介します。
テナージョイント同士を比較、キーは省略されていますが3つの指孔があるのは同じです。小さくて細くて可愛いです。
ダブルジョイントはGキーは指孔に変わっています。U字管は金属製ではなくコルクでふさいだような簡易的な構造です(キャップは外れません)。
ダブルジョイントの親指側、LowEは指孔に変わり、Bbキーのアクションもシンプルになっています。ハンドレストはありません。
ロングジョイントはバロックファゴット風でLowCは指孔に変わり、LowDとLowBbキー(ベルにキーがないためBではなくBbが出る)があります。C#はハーフホールで出します。
ベルの比較。外形のくびれの形はほぼ同じで、最低音のキーがありません。
ボーカルの比較。短かい形状でイングリッシュホルンよりも急角度です。ボーカル口は径が小さく素材は厚めです。メッキはニッケルかクロームだと思います。
全パーツ。1つ1つが小さいながらファゴットらしい形状・構造になっています。