【演奏会後記】ヨコハマベイフィルハーモニー ウィンターコンサート 第九演奏会2025 - 演奏会後記|みやだいのFg日和(音楽ブログ)|みやだい

【演奏会後記】ヨコハマベイフィルハーモニー ウィンターコンサート 第九演奏会2025

演奏会後記  New!

第九の4楽章を中心とした2公演を終了しました。

■第1公演

第1公演は小学校の体育館にて、お客さんは地域の方々や小学生と保護者の方などが中心だったと思います。

親しみやすいクリスマスの曲から始まり、第九は4楽章のみを演奏しました。なお他方の公演では3楽章も演奏したしたがここではお休みして代わりに楽器紹介をしました。なかなか目立ちにくいですがファゴットのこともどんどん知ってほしいですね。

4楽章では大勢の大人の合唱に小学生約20人も加わっていました。去年よりも歌う部分を増やしフルで歌ったといいます。特に1年生の児童はカタカナも習っていない状態でドイツ語を歌っていたと聞いてすごいなと皆驚きました。子供たちの声はしっかり聞こえていて感動的でした。

改めて4楽章だけでも長い曲だし壮大な特別な曲です。オケだけでなく背後からも声の嵐が押し寄せ、ソリストも素晴らしく、とてもアグレッシブな雰囲気で壮大なが包み込みました。

特に子供たちに対して、こういう体験が貴重なものになっていてほしい、そういう価値が提供できていたらいいなと思ったイベントになりました。

■第2公演

第2公演は横浜港の大さん橋ロビーにて。とても細長い空間ですが横幅も通常のホールと比べても広いです。

用意された座席に沢山のお客さんがすぐ目の前で近い距離でした。立ち席のお客さんも多数で、ホール外ならではでもあります。

この日は親しみやすいクリスマス曲に続いて一転して静かで繊細な第九3楽章も演奏しました。緩楽章の雰囲気がこういう場で合うか気になっていましたが、結果として良かったと思います。ホルンさんお見事でした。

4楽章では、合唱の皆さんの配置にもかなり幅があるため、より大きく幅広く包み込んで響く迫力は格別でした。その分大きな声の合唱がふっと消える部分では良い緊張感もありました。

4楽章は次々に繰り出される迫力のシーン、緊張感、チェロバス旋律やサビできな部分では雰囲気が変わったのが伝わりました。お客さんと一緒に感じて作り上げた雰囲気です。体育館よりもさらに大きく響きて迫力があり壮大な演奏になりました。

大勢の合唱や本格的なソリストも、900人以上と言われるお客さんと共に、身近な場所ながらクラシックの良い雰囲気を作り上げた空間と時間でした。床が黒いこともありよりクラシック的な大人の緊張感の雰囲気があり身が引き締まりました。

何度演奏してもその感覚は忘れてしまうものだし、最近の技術的アップデートは反映しつつも改めて新鮮な気持ちで取り組むことができました。

改めて独特で意欲的な場所だと感じ、良い雰囲気で終えることができました。

・演奏者視点奏者視点

・客席とステージ客席とステージ

・ロビー内空間ロビー内

・大さん橋入口大さん橋入口

P.S. コントラファゴットメインですが、ワルツと3楽章の一部ではファゴットも吹いていました。

この日は雨予報でしたが雨に降られずに良かったです。暖かい日でしたね。あと父が聴きに来ていました。

ヨコハマベイフィルハーモニー ウィンターコンサート 第九演奏会2025

第1公演

【会場】横浜市立市場小学校体育館
【日時】2025年12月14日(日)14時開演 13:30開場
【入場料】無料
【曲目】
・アンダーソン/クリスマスフェスティバル
・ワルトトイフェル/スケーターズ・ワルツ
・ベートーヴェン/交響曲第九番 第四楽章(合唱付き)
+楽器紹介
【指揮】三原明人
【ソリスト】
ソプラノ 中江 早希
アルト  布施 奈緒子
テノール 渡辺 大
バリトン 松村 恒矢
【合唱団】ベイフィル合唱団、市場小の児童の皆さん

第2公演

【会場】横浜港大さん橋国際客船ターミナル
【日時】2025年12月21日(日)14時開演 13:30開場
【入場料】無料
【曲目】
・アンダーソン/クリスマスフェスティバル
・ワルトトイフェル/スケーターズ・ワルツ
・ベートーヴェン/交響曲第九番 第三楽章・第四楽章(合唱付き)
【指揮】三原明人
【ソリスト】
ソプラノ 栗林 瑛利子
アルト  持田 温子
テノール 渡辺 大
バリトン 松村 恒矢
【合唱団】ベイフィル合唱団

演奏会チラシ

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