【銚子散策】(3) 外川エリア ~ レトロな駅と眺望の良い海沿いを犬岩まで歩く
こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影を楽しんでいる「みやだい」です。
銚子旅行の3ページ目は、銚子電鉄終点の外川駅から散策し、海沿いの景色を楽しみます。
外川駅
ホームと駅舎
銚子電鉄で犬吠駅の隣で終点の外川(とかわ)駅に13:34に到着しました。
・外川駅のマップ
電車を降りるとここも電車や駅舎の撮影者が多く、観光客の多さを感じさせます。
・電車が到着
・狭いホーム
・愛称のありがとう駅
・駅舎前から見る電車
レトロな木造駅舎を持つ静かでのどかな雰囲気の駅といった感じで、遠くの田舎に来たようなタイムスリップしたような感覚に近いです。特に隣の犬吠駅とはギャップが大きいです。
ですが前述の観光客や地元の子供たちなど人の存在感があり、生きてる駅だと感じられて寂しい感じはしませんでした。
・ホームと線路2本、左はお手洗い
・駅舎側
・駅舎のベンチ
線路の奥に古い電車(デハ801)が展示されていました。良く見るとポイント上に配置されており、奥の線路行き止まりになっています。おそらく機関車の機回し用の構造で今はもう使わないのでしょう。
・デハ801が留置
・左にホームから駅舎への出入口
・レトロな駅舎内
・デハ801の入口、現在は閉鎖中
駅舎は趣のある木造のレトロな良い雰囲気です。ここでもぬれ煎餅などが売られていました。
周辺は静かな住宅街です。近辺は江戸時代からの歴史があるようで、漁港側に向かって区画もきれいです。
・レトロな木造駅舎
・デハ801の奥側
・駅舎側面
少し駅周辺の様子を見てみます。
駅周辺
北側の踏切に向かうと次の電車が来ました。運行間隔が意外と狭いなと思い後で調べたら30分後の臨時列車でした。塗装が異なる車両(南海電気鉄道の"NANKAI"の字が残る)だしこの光景を見られたことはラッキーでした。
・外川駅付近の踏切
・臨時列車が通る
・踏切から見た駅の電車
とある撮影スポットになってることから2番目の踏切にも寄ってみました。ここでも戻りの電車が見らました。
・外川駅から2番目の踏切
道沿いに南東側へ進みます。住宅とキャベツ畑がある静かな地区で、海に突き出た銚子市長崎町へ入って行きます。
・外川駅南東側の町並み
海沿いを歩く
外川駅から南東に伸びる道を進むと、少し下り坂で林が囲う所から海の音聞こえ始め、海が見えてきました。
・林手前の坂道
・海が見えてきた
・海が広がるT字路
左(北)側の長崎海水浴場に出ると砂浜が広がり、奥には犬吠埼も見えました。広がる海がきれいです。
・左は長崎海水浴場
・長崎海水浴場の砂浜
・長崎海水浴場のマップ
防潮堤沿いの道を歩き、たまに登れる階段があり海に出ると磯で潮干狩りをしている人たちがいました。
・防潮堤沿いの道を進む
・防潮堤上からの南側の眺め
・防潮堤上からの北側の眺め
・犬吠埼灯台
・防潮堤沿いの道が続く
さらに進んで南東の角部分「長崎鼻」へ到着します。
長崎鼻
銚子市長崎町の海に突き出た先端部、銚子市の最南端でもある「長崎鼻」(ながさきはな)に到着しました(14:35着)。
・長崎鼻のマップ
防潮堤にある階段を登ってみるとチェーンが閉まっていたので浜には降りず(でも別の同様の階段から磯沿いに移動はできてしまう)そこから景色を眺めました。
・長崎鼻の階段
・階段上へ
・長崎鼻一ノ島照射灯のある先端部
とても気持ちいい!灯台(後述)のある岬の先端部で開放的、左右にきれいな海があり別々の波の音がステレオで聞こえて来て、海風が吹きつけます。ずっとそこに居たくなるような魅力的な場所です。
正面の灯台は「長崎鼻一ノ島照射灯」といい、一ノ島の岩礁を固定的に照らして船に危険を知らせる灯台だそうです。
・長崎鼻一ノ島照射灯と周辺
ここからの眺めは右(長崎漁港)から左後方(犬吠埼)にかけて水平線が約270°のイメージで幅広いです。ひと気もほぼなく、犬吠埼よりも長い水平線を落ち着いて体感できます。
右側の長崎漁港沖の海は太陽できれいに輝いていました。奥には屛風ヶ浦という断崖が続きます。
・右の長崎漁港、輝く海
・長崎漁港と屛風ヶ浦方面
・海上の風力発電所
左側の太平洋側は波が荒めで、大きな岩にダイナミックにぶつかって波しぶきを立てています。
・灯台左側の岩礁
・左側の太平洋
・宝満という岩場
・太平洋側に押し寄せる波
・後方に犬吠埼灯台
とても気持ち良い場所でしばらく様々な感覚を研ぎ澄まして体感しました。歩いて疲れていましたが心身ともに回復しました。
・シンボル的な長崎鼻一ノ島照射灯
ここは観光スポットという訳ではないし人が少なく静かだし、この素晴らしい景色と体感を味わえるのは良い穴場ですね。
・留置された漁船
ずっとそこに居たくなりましたが14:55に出発しました。周辺は小さな漁港の雰囲気です。長崎鼻から船着き場を渡る長崎橋を過ぎて交差点へ進みます。
・長崎橋
・長崎橋付近の交差点
・交差点付近の海沿い
この先は外川漁港を通って千騎ケ岩の方へ向かいます。
外川漁港沿いを歩く
長崎鼻からこの先は海沿いの西側にある千騎ケ岩(せんがいわ)と犬岩に向かいますが、直線距離計測で1.5km以上あります。
調べるとバス路線があり(下記参照)長崎鼻からは「長崎西口」~「犬若」バス停が便利そうですが、1日3便しかなく13:01が最終便で既に過ぎているので、今回は歩くことにします。
- 京成バス千葉イースト・ちばこうバス 銚子駅発 運行系統図(pdf) → 京成バス千葉イースト 長崎線(5)
- 長崎線[京成バス千葉イースト]のバス時刻表 バス停一覧 - NAVITIME
交差点を直進して海沿いの道をひたすら歩きました。左側は心地よい海の風景が続きます。大杉神社付近から町並みへ入ります。大杉神社は源氏と関係があるみたいです。
・しばらく心地よい海沿いの道路
・右に大杉神社
船着き場側に出ると「tokiyori_cafe(トキヨリ カフェ)」という気になる新しい雰囲気のカフェがありますが、人がいっぱいかつClosedになっていてで入れませんでした。
・トキヨリカフェのマップ
・トキヨリカフェ付近
ここから港沿いを歩き、漁船が沢山見られました。左奥には印象的な千騎ケ岩(せんがいわ)という岩場があります。
漁協の建物の前には記念撮影スポットがありました。「銚子つりきんめ」というキンメダイが名産品のようです。その先にはお手洗いの建物がありました。
・長崎漁港の漁船群
・漁協の建物付近、左奥に千騎ケ岩
・漁協前の記念撮影スポット
・漁港付近のトイレの建物
しばらく日差しを遮るものが無く、広いまっすぐの道路や港沿いの広い空間が続きます。漁港はその時は稼働していない時間で静かな雰囲気でした。周辺には民宿などもあります。
左奥にはずっと目標の千騎ケ岩が見えていました。結構歩き続けて疲れましたが段々近づいてきました。
・広い港や道路
・広い空間が続く
・千騎ケ岩が近づいてきた
しばらく歩いてきてようやく千騎ケ岩前に到着しました。
千騎ケ岩と砂浜
15:40着、建物の角を左に曲がると千騎ケ岩があります。看板に"Sengaiwa Rock"と書いてあるように千騎ケ岩で「せんがいわ」と読むそうです。「騎」はどこへ行ったのでしょう?
・千騎ケ岩のマップ
・看板を左へ
・岩と砂浜
まずは手前の砂浜へ、テトラポット群の先を越えて砂浜に足を踏み入れてみると、意外と沈み込まなくて水分が少な目の浜で歩きにくくはないです。
海風が吹き、波がどんどん押し寄せるその姿と音の心地よさ、とても気持ち良いです。
・砂浜へ足を踏み入れる
・押し寄せる波
・どんどん連なる波
浜の右側には生々しい岩場があります。そこに入り込み泡立つ波もまた良いものです。
・右側にある岩場
・岩場に押し寄せる波
左側には幅広く生々しい千騎ケ岩があります。
・千騎ケ岩と押し寄せる波
・鏡のように反射する波打ち際
・沖合に風力発電所
浜を出て堤防上の道から千騎ケ岩の方へ進みます。ここからも絶えず押し寄せる波や輝く海がきれいです。
・堤防上からの海
・右側の海は太陽で輝く
千騎ケ岩の目前へ、生々しい大きな岩が横たわり、穴が開いている部分があります。
・千騎ケ岩の全体像
・右側には穴
・銚子磯めぐりの看板
ここも海が心地よくて名残惜しいですが、次は犬岩に向かいます。
・浜を振り返る
・道路へ戻り犬岩へ向かう
浜の右にあった岩場に向こうに犬岩があるのですぐ近くです。
犬岩
千騎ケ岩の浜の右手にあった岩場の向こうに犬岩があります。すぐ近くでこちらの方が有名なスポットかもしれません。
・犬岩のマップ
・犬岩の入口
・犬岩と千騎ケ岩の看板
犬若港付近で専用の無料駐車場もあります。
・左に曲がり駐車場へ
・駐車場の先へ
海側に進むと2つの耳がある独特な形の岩が見え、犬岩という名前に納得します。
・名前の通り犬型の岩場
千騎ケ岩の浜よりも狭い所にあるコンパクトな岩場で、狭い所に押し寄せる波の音や海風を感じられます。
・狭い岩場に押し寄せる波
左には千騎ケ岩側の岩場があります。
・千騎ケ岩側の岩場
右奥の海の先には長い距離続く屏風ケ浦が見えます。今回はそこまで行けませんがそこも銚子エリアの見所です。
犬吠埼から長崎鼻、千騎ケ岩・犬岩、屏風ケ浦と銚子半島の南側を海沿いに岩の地形が続いていることを感じられます。
・右奥の屛風ヶ浦を俯瞰
・屛風ヶ浦の岩肌が始まる所
・その左側に断崖が続く
16:15頃、ここまで大分歩いてきて疲れました。外川駅周辺は徒歩ではこの辺りが限界かなと思います。前述のバスがもっと遅い時間まであると銚子駅まで行けて便利なのですが。
この時はここで家族の車にピックアップしてもらいました。そして丘の上にある「地球の丸く見える丘展望館」へ向かいました。
(続く)
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